堕落論
堕落論 (新潮文庫)posted with amazlet at 09.08.13おすすめ度の平均:現代に生きる人すべてへ
真実を生きよ
真摯に生きる、その道筋。
堕ちれば良いじゃん!
冷や汗のでるキレの鋭さ
今日は坂口安吾の命日。
「人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要なのだ。そして人の如くに日本も亦堕ちきることが必要であろう。堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない。政治による救いなどは上皮だけの愚にもつかない物である。」(『堕落論』より)
一傍観者としては、このまま日本は堕ちるとこまで堕ちればいいと思う。日本はすでに生産性の低い国になってしまったわけだから、バラマキで心理的に景気刺激して新たなバブルを発生させる方法論には限界を感じる。もうごまかし続けるのはやめて、貧しさを甘んじて受け入れ、身の丈にあった国家経営をすべき時なんじゃないかな。