コンゴの悲惨なドキュメンタリーを見た

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BS世界のドキュメンタリー
コンゴ 〜忘れられた子どもたち〜

今も内戦が続くコンゴ民主共和国。少なくとも300万人もの子どもたちが命を落とした。親を亡くした子どもも数知れない。幾度の和平協定が失敗に終わり、世界の人びとに忘れ去られて来たコンゴの子どもたち。取材班は最大の戦闘地域に入り、政府軍、反政府武装勢力の両方による殺戮や略奪、レイプの被害に遭う子どもたちの証言を記録した。

鉱物資源が豊富なコンゴでは、その利権を巡って激しい内紛が繰り返されている。先進国は鉱物資源の代わりに武器を輸出し、権力者を買収して内紛を煽る。そしてコンゴはいつまでも貧しいまま、植民地のように搾り取られ続ける。
おそらくこのパソコンにも、そこにある携帯電話にも、コンゴで採られたコルタン(タンタル)が使われている可能性がかなり高い(多くは複数国を経由して日本に輸入されるため、採掘国が不明)。この殺戮に依存し、買い支えている先進国の消費者の一人として、自分も責任を感じずにはいられない。
景気を持ち上げるため、やれバラマキだもっと消費しろだ、世の中騒いでいるみたい。だけど、もっとモノを大切に使って、浪費をやめて、小規模効率経営で国の経済を立て直す方向に意識にスイッチできないものだろうか。

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<参考>『Story of Stuff』